数字にまつわるエトセトラ ・・・ 2


「2」は『わずかの、少しの』という意味をあらわします。
「ちょっと待ってて」というとき、

Deux minutes [secondes] !!

なんてよくいいます。「2」なんです。単純に「1」っていわないところがほんと、フランス人らしいなあ。

このページでは、「2」という数字に関するおもしろい表現をご紹介していきます。

Deux – 2

à deux pas
(2歩で)=『すぐ近くに』

en moins de deux
『あっという間に』

deux ou trois
『2・3の、少しの』

à deux
『ふたりで』

À vous deux, vous y arriverez.
『君たちふたりでやれば、うまくいくだろう。』

jouer à deux
『ふたりで遊ぶ』

être comme les deux doigts de la main
=親密な友だち、いつもいっしょにいる仲間

「手の二本の指のよう」とは、手の指はバラバラにはできないし、別々に動かすこともできない一種の共同体、仲間であり家族である、という考えからこんな表現が生まれたそうです。

comme pas deux
(二人といない)=最低の・ひどい

似たような表現に、

il n’y en a pas deux comme ・・・

というものがあります。
〜のようなものは二つとない = 〜にとても愛着がある、〜はとても才能があるという感じで、上のものとは全く反対の意味です。

Il n’y en a pas deux comme toi.

〜にとても愛着がある、〜はとても才能がある、という感じです。

J’ai deux mots à te dire.
『ちょっと君にいいたいことがある。』

A nous deux !
『さあ勝負だ!(かかってこい!)』

Cela (Ça) fait deux.
『そのふたつは別のものだ』『そりが合わない/水と油だ』

(à la) six-quatre-deux
『急いで、ぞんざいに』