フランスの表現には「4」を使ったものがたくさんあります。飛幡祐規さんの本『つばめが一羽でプランタン?』には、フランス人との交流、フランスの社会や文化から見た、わたしたち日本人には一見意味不明のようなおもしろい表現がたくさん紹介されています。
quatre – 4
couper les cheveux en quatre
(髪の毛を4つに切る)=『重箱の隅をようじでつつく』
細い髪の毛を4本に切り分けるなんて、至難の業!重箱の隅をつつくよりスゴイかも・・・
(髪の毛を4つに切る)=『重箱の隅をようじでつつく』
細い髪の毛を4本に切り分けるなんて、至難の業!重箱の隅をつつくよりスゴイかも・・・
se mettre en quatre
(身を四つにして)=骨身を惜しまず精いっぱい最善を尽くす
(身を四つにして)=骨身を惜しまず精いっぱい最善を尽くす
quatre sous
(安物・三文〜)
(安物・三文〜)
l’Opéra de quat’sous
(4スーのオペラ)『三文オペラ』—ブレヒト
(4スーのオペラ)『三文オペラ』—ブレヒト
quatre coins du monde
(世界の四隅)=四方八方・至るところ
(世界の四隅)=四方八方・至るところ
manger comme quatre
(4人のように食べる)
(4人のように食べる)
Mes frères, ils mangent tout à fait comme quatre tous les deux.
『わたしの弟たちは、2人ともものすごい大食らいだ。』
『わたしの弟たちは、2人ともものすごい大食らいだ。』
faire les quatre cent coups
(400回の悪事をはたらく)
=思春期(青春期)に、友だちとつるんで悪さをすること
(400回の悪事をはたらく)
=思春期(青春期)に、友だちとつるんで悪さをすること
tomber les quatre fers en l’air
se retrouver les quatre fers en l’air
4つの馬蹄 (fer) が宙に浮いている (en l’air)
=仰向けにひっくりかえる
se retrouver les quatre fers en l’air
4つの馬蹄 (fer) が宙に浮いている (en l’air)
=仰向けにひっくりかえる